「ソフトバンクがアコーディアを買収した!?」
ランチを食べていると、そんな情報がわたしの耳に飛び込んできました
あのソフトバンクが?!そんなことがあるのか?
いったいどうなっているのか、真相を調べてみると
「ソフトバンクがアコーディアを買収した」というお話は事実でした
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心配・・・
・アコーディアのゴルフ場を予約しているけど、プレーに影響はあるの?
・アコーディアのメンバーだが、会員権はどうなるの?
・アコーディアで働いているけど、今後どうなるの?
などなど、アコーディアの経営会社が変わることによって心配に思っている方も多いかと思います
ずばり、お答えしますと
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結論・・・
アコーディアのブランド名や経営体制に変更なし!
プレー予約、会員権、従業員の処遇については変更なし!
アコーディアの発表によると、今回の買収によって現状の運営に変更はないということです
詳しく調べてみると、ソフトバンクグループ系のフォートレスが、アコーディアを買収したということです
どのような経緯があったのか、詳細を解説していきます
1.アコーディアの経歴を振り返る
そもそもアコーディアがどのような、経営の沿革があったか振り返ってみたいと思います
沿革
【1981年9月1日】群馬県藤岡市で「株式会社竹沼ゴルフ練習場」として設立(設立時はゴルフ練習場の経営を行っていたとされる)
【1983年】竹沼ゴルフ練習場が「藤岡開発」に買収される
【1991年3月】藤岡開発が竹沼ゴルフ練習場株式を「日東興業」に売却する
【2002年1月】ゴールドマン・サックスの投資ファンド「サウス・ウインド・リアルティ・ファイナンス・ケイマン・カンパニー」が日東興業の株式を買収する
【2005年5月】株式会社アコーディア・ゴルフに改称
【2006年11月1日】東証一部上場
【2011年1月6日】ゴールドマン・サックスとの業務提携を解消
【2012年11月16日】PGMホールディングスが、アコーディアに対する敵対的TOBを開始するが、2013年1月18日、レノが関連企業と共にアコーディア株の20%超を取得したため、PGMの敵対的TOBは失敗に終わる
【2014年8月1日】ビジネス・トラストによるアセットライト実施に伴い、連結子会社であるアコーディアAH11、アコーディアAH12及びアコーディアAH03の全株式をアコーディア・ゴルフ・アセット合同会社への現物による匿名組合出資を実施し、当該匿名組合出資持分を譲渡、シンガポールの法人であるAccordia Golf Trustのユニットを取得
【2017年1月25日】MBKパートナーズ傘下の「株式会社MBKP Resort」が株式公開買付けを行い、89.18%の株式を取得して親会社となる
【2017年3月23日】東証一部上場廃止
【2017年3月28日】株式併合により「株式会社MBKP Resort」の完全子会社となる
振り返ると、元々ゴールドマン・サックスの経営であったということは有名ですよね
沿革を振り返りますと、その他にも、どとうの勢いで買収・売却が繰り返されています
経営会社が次々と変わったことがわかります
~ 歴代の経営会社 ~
1981年「株式会社竹沼ゴルフ練習場」
↓
1983年「藤岡開発」
↓
1991年「日東興業」
↓
2002年(ゴールドマン・サックス)「サウス・ウインド・リアルティ・ファイナンス・ケイマン・カンパニー」
↓
2011年「自社経営」
↓
2014年「アコーディア・ゴルフ・アセット合同会社」(シンガポールの法人会社)
↓
2017年「株式会社MBKP Resort」
↓
2021年(ソフトバンク)「フォートレス」
2.アコーディアを買収した会社「フォートレス」とは?
2021年11月16日、国内ゴルフ場運営会社、最大手のアコーディアの親会社である、アジア拠点の投資ファンドMBKパートナーズは、アコーディア株式などを、ソフトバンクグループ系の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表しました
発表によると、フォートレスが運営するファンドがアコーディアとグループ会社のネクスト・ゴルフ・マネジメントの持ち株会社株式を譲り受けるということです
売却価格は4,000憶円と、会社の買収価格はとてつもない金額ですね
フォートレスは、東京ディズニーリゾートにあるシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなどを運営しています
全国でホテルを運営するフォートレスは、ホテルとゴルフ場との相互送客などを進め、企業価値のさらなる向上を目指すとしています
3.MBKパートナーズがアコーディアを売却した理由は?
2017年、MBKパートナーズは約776億円でアコーディアを買収しました
今回、MBKパートナーズがアコーディアをフォートレスに売却した金額は約4,000億円です
MBKパートナーズは、今回の売却で、投資元金の4倍近い利益を確保することになりました
企業の宿命でもありますが、アコーディアは、投資対象としてファンド会社が利益を得るために売り買いされている状況なのです
2017年の当時1600億ウォン台だったアコーディアの償却前営業利益(EBITDA)が、最近4000億ウォン台まで増えたため、4倍の売却価格に上昇しました
最近、日本内ゴルフ市場の好況のおかげで、EBITDA比が上昇し企業価値を認められたことはうれしいことですね
4.アコーディアの今後は?
今回、アコーディアを買収したフォートレスもおそらく、MBKパートナーズと同様に、アコーディアの売却価格が上がったタイミングで、別の投資会社に売却することとなるでしょう
売却価格を上げるためには、企業価値、つまり営業利益を上げる必要があるので、今後も稼働重視、単価の高いビジター集客を優先した、経営方針が続いていくのではないかと予想されます
5.まとめ
今回の、フォートレスのアコーディア買収によって、アコーディアのブランド名や経営体制に変更はなく、プレー予約、会員権、従業員の処遇についても従来通り変わることはないと思われます
しかし、経営会社が投資会社である以上、利益確定の目的でアコーディアという企業の売買は、続いていくのではないかと予想されます
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